淹れ方
コーヒーの淹れ方 ペーパードリップ編 抽出器具
日本で最も普及しているコーヒーの淹れ方で、ご家庭はもちろん、プロの方にも一般的に普及しているペーパードリップ方式の淹れ方です。
①ペーパードリップには現在3方式あります。
イ)カリタ式
ロ)メリタ式
ハ)円錐式
これらの器具では多少入れ方に違いがあります。
ィ)カリタ式は最も一般的に普及している方式で、よく三つ穴式といわれるものです。粉の挽き方は中挽き程度で、割とどなたにも簡単に抽出が可能なります。お湯をドリッパーの中に少しためる形になるため、少し濃く出ます。
ロ)のメリタ式もカリタ同様の台形のペーパーを使用しますが、大きな違いは、ドリッパーの穴がひとつであること、またメリタの本来の使用の仕方は、一度に粉とお湯を一緒に入れ、あとでお湯を継ぎ足さないというものです。〔注〕ただしこのやり方は実際に行っている人はほとんどなく、カリタ式同様、お湯を数回に分けて継ぎ足しても、かまいません。
ハ)の円錐式はコーノ式ともよばれ、最近はハリオからも多彩な商品が出ています。上記二つとはことなり、フィルターは先がとがった、三角形(円錐形)をしていて、ドリッパーの穴は大きなものがひとつあり、フィルターの穴を通じてお湯が落ちるというより、ドリッパーにのせた〔引っ掛けた)フィルターを通じてお湯が落ちます。ドリッパーの穴でのお湯のコントロールが出来ないため、少し上級者向きのドリッパーです。ただし比較的マイルドでクリアな味が出来るという評判もあります。
さて以上コーヒーの淹れ方には3方式があるということがわかりましたが、実際にコーヒーの入れ方に入ります。
- 2007.12.30
- 00:59
- コメント (2)
コーヒーの淹れ方 ペーパードリップ編 粉・お湯の温度・水質
コーヒーの味を決める要素として淹れ方は重要です。
特に鮮度のよい、しかも品質の高い、いいコーヒー豆を使うと特にその差が出てきます。
コーヒーの味に重要なのは、淹れ方に関係するものは新鮮なおいしいコーヒー豆以外では粉の挽き方・お湯の温度・水質です。
粉の挽き方ですが、器具にあった挽き方をしましょう。ペーパードリップは中挽きといいますが、円錐式やメリタ式の場合は少し細かく挽いても結構です。粉の挽き方によって味は変わり、少し細かく挽くと、少し濃い感じになりますが、反対にえぐ味や苦味の原因にもなります。また少し粗挽きにすると、苦味が比較的少ない甘い感じのクリアーな味になります。ただ少しコクが弱かったりします。皆様もためしにいろいろと引き方を試してください。そのためにもコーヒーミルのご購入は別にご案内するコーヒー豆の鮮度保持の点からも強くお勧めいたします。
さ次にお湯の温度ですが通常は90度ぐらいから82度ぐらいと言われますが、これも時と状況に応じて、入れ方を変えることをお勧めします。お湯の温度は熱いと苦く・濃く出ます。また時にはえぐ味が出てしまうこともあります。また温度が低いと苦味は抑えられてまろやかできれいな酸味が出ることがありますが、味がうすくなったり、ぬるいコーヒーになってしまう危険があります。もちろん低すぎるのは絶対にだめです。お湯の温度はもっとも重要な要素のひとつで、実際に沸騰したてのお湯をそのまま注ぐと、どんなおいしいコーヒーでも必ず強い苦味・酸味・えぐ味・雑味を伴った味になります。温度は沸騰から一呼吸置いたお湯と言うことを心得ましょう。
最後に水質ですがコーヒーは軟水がよく、実際に喫茶店では水道水を軟水にするフィルターが設置してあります。〔もちろんないところもあると思いますが、、)軟水化することにより味がまろやかになり、甘みを伴ったコーヒーになります。ペットボトルの水も軟水ならいいのですが層でない場合もあります。ちなみに硬水と軟水の違いは、カルシウムやマグネシウムが多く含まれるものが硬水・基準以下のものを軟水と言います。これらの成分はコーヒーの味にマイナスになります。ちなみに日本の水道水は軟水ですから、しっかり浄水した水であればOKです。あと水に含まれる二酸化炭素はコーヒーの味をよくします。汲み置きの水や沸かしなおしの水はこれらがなくなりますからよくありません、新鮮な水道水を使いましょう。最後に鉄分はコーヒーの苦味の成分と結びつきますからあまりよくありません。
以上の3点を踏まえて、次にコーヒーのおいしい淹れ方に
移ります。
- 2007.12.30
- 01:04
- コメント (0)